🐢 パソコンが遅いと感じたら、まず試したいこと

パソコンを使っていて、「なんだか動きが遅い」「クリックしても反応がない」と感じたことはありませんか?
そんなときは、まず以下のような簡単な対処から始めてみましょう。
🧹 ステップ1:いらないファイルやアプリを整理しよう
✅ ゴミ箱を空にする
削除したファイルはゴミ箱に入ったまま。こまめに空にしましょう。
✅ 使っていないアプリを削除
長く使っていないアプリは思い切ってアンインストール。
Windowsの場合:「設定」>「アプリ」から削除できます
Macの場合:「アプリケーション」フォルダから不要なものをゴミ箱へ
✅ デスクトップをスッキリさせる
デスクトップにファイルが多いと起動時に時間がかかります。
💡 つまずきポイントと対処法
アンインストールの場所が分からないときは、アプリ名を右クリックして「アンインストール」と出るか確認してみてください。
削除が怖いときは、まずはデスクトップやダウンロードフォルダを整理するだけでも大丈夫です。
🚫 ステップ2:スタートアップアプリを見直す
✅ Windowsの設定方法:
キーボードで「Ctrl + Shift + Esc」を押す
「スタートアップ」タブを開く
不要なアプリを「無効」にする
✅ Macの設定方法:
Appleマーク()>「システム設定」>「ログイン項目」
自動起動させたくないアプリのチェックを外す
💡 NG例
わからないアプリを全部「無効」にするのは危険。必要なセキュリティソフトなどは残しましょう。
💾 ステップ3:空き容量を増やす
✅ 写真や動画は外付けHDDやSSDに移動
✅ 「ダウンロード」フォルダの整理
✅ クラウド(GoogleドライブやiCloud)を活用する
💡 補足解説
空き容量が少ないと、パソコンは一時ファイルを保存する場所がなくなり、動作が重くなります。
Windowsでは「ディスククリーンアップ」という機能も使えます(スタートメニューで検索)
🧳 外付けSSD・HDDの使い方と選び方
外付けストレージを使うと、パソコンの容量不足を手軽に解消できます。
✅ 外付けHDD(ハードディスク)
大容量で安価(1TB~4TBがおすすめ)
写真や動画など、容量の大きいデータ保存に便利
書き込み速度はやや遅めだが、バックアップに最適
✅ 外付けSSD(ソリッドステートドライブ)
軽くてコンパクト、読み書きも高速
頻繁に使うデータや、作業ファイルの保存に最適
値段はHDDより高めだが、その分スピードが段違い
💡 初心者へのヒント
USBケーブルでつなぐだけでOK(Windows・Mac共通)
データをドラッグ&ドロップで移せます
整理が苦手な人も、外付けにまとめておけば探しやすくなります
🌐 ステップ4:インターネットやブラウザを軽くしよう
✅ タブを開きすぎない(5個以内が理想)
✅ ブラウザの履歴・キャッシュを削除
✅ 不要な拡張機能を削除
💡 補足解説
開いているタブが多すぎると、メモリをたくさん使ってしまいます。
拡張機能(アドオン)は、使っていないものをオフにするだけでも効果あり。
🔄 ステップ5:OSのアップデートを確認する
✅ Windowsの確認方法:
「設定」>「Windows Update」>「更新プログラムの確認」
✅ Macの確認方法:
Appleマーク()>「システム設定」>「ソフトウェア・アップデート」
💡 背景知識
アップデートは「不具合の修正」や「安全性の向上」に関係しています。
古いままだとアプリが正しく動かなかったり、セキュリティのリスクが増えることも。
✨ ステップ6:軽さを保つための日常習慣
✅ 1週間に1回は再起動する
スリープや休止状態ばかりだと、メモリや一時ファイルがたまります。
✅ 1ヶ月に1回は“パソコンの掃除”をする日を作る
ゴミ箱の整理、キャッシュ削除、不要なファイルの見直しを習慣に。
✅ 必要ないUSB機器や周辺機器は外す
プリンタ、カメラなどをずっと繋いだままだと、起動時に影響を与えることがあります。
✅ セキュリティソフトの状態を確認
古いセキュリティソフトが複数動いていると、パソコンの動作を重くします。
🧠 補足:あなたのPCは今どれくらい頑張ってる?
パソコンの処理速度は、「今、どれだけの負荷がかかっているか」でも大きく変わります。
たとえば、以下のような状況ではパソコンがフル稼働状態になり、操作が遅くなることがあります。
✅ 多くのアプリを同時に開いている
✅ 高画質な動画を再生している
✅ ウイルス対策ソフトがスキャン中
✅ Windowsアップデートやバックアップが裏で動いている
💡 こうした“目に見えない動作”に気づくには、「タスクマネージャー(Windows)」や「アクティビティモニタ(Mac)」で確認できます。
🧰 タスクマネージャー/アクティビティモニタの使い方(初心者向け)
Windowsの場合:
- Ctrl + Shift + Esc を押す
- 「パフォーマンス」タブを見ると、CPU・メモリ・ディスクの使用率が表示されます
Macの場合:
- 「アプリケーション」>「ユーティリティ」>「アクティビティモニタ」を開く
- CPUやメモリの使用状況を確認できます
✅ 使用率が90%以上になっているものがあると、それが重くなっている原因かも。
🔐 セキュリティの影響もチェックしよう
ウイルスや不要なソフトウェアが動作を遅くする原因になることも。次のような対策も有効です。
✅ 無料のウイルス対策ソフトではなく、信頼性のある製品を使う
✅ 怪しいメールや広告をクリックしない
❌ よくあるNG例とその改善策
NG例①:使わないアプリを全部起動したままにする→ 開きっぱなしだとメモリを消費して動作が遅くなります。作業が終わったら、こまめに閉じましょう。
NG例②:再起動せずにスリープばかり使う→ メモリや一時ファイルがたまり、だんだん動きが重くなっていきます。週に1回は再起動を。
NG例③:デスクトップにファイルを大量に置く→ パソコンの起動が遅くなる原因に。使うファイルは「ドキュメント」や外付けSSDへ。
💬 よくある質問(Q&A)
Q1:パソコンを買い替えなくても、まだ使えますか?→ はい。この記事の方法を実践することで、多くのケースで改善できます。
Q2:外付けHDDやSSDって初心者でも使えるの?→ はい。USBケーブルでつないで、コピー&ペーストやドラッグ&ドロップするだけでOKです。
Q3:HDDとSSD、どっちを選べばいい?→ 写真や動画の保管にはHDD、普段よく使うデータや作業ファイルにはSSDがおすすめです。
Q4:アップデートって難しそうで不安…→ ボタンを押して指示に従うだけでOKです。自動で行ってくれるので心配いりません。
Q5:いろいろ試してもまだ遅い…どうすれば?→ スペック不足が原因かもしれません。必要に応じてパソコンの買い替えや、SSDの導入を検討してみましょう。
Q6:キャッシュや履歴って何?削除して大丈夫?→ キャッシュは一時的に保存されたデータで、削除しても基本的に問題ありません。むしろ定期的に削除する方が快適です。
Q7:再起動ってどうやればいい?→ Windowsではスタートボタン→「電源」→「再起動」、MacではAppleマーク→「再起動」で簡単にできます。
Q8:USBってどこにつなぐの?→ パソコンの横や後ろにある細長い差込口がUSBポートです。上下が決まっているので、向きを合わせて差し込んでください。
✅ まとめ:ちょっとした工夫と知識でパソコンは見違える!
「重い」と感じたら、まずは簡単なことから始めてみましょう。
SSDのような工夫も加えれば、さらに快適に。
日常的にメンテナンスすることで、パソコンの寿命も長くなります。
次回は「パソコンをもっと速くする!メモリ増設やネット環境の改善方法」をご紹介予定です。
お楽しみに!
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